PPT一つでYouTube台本、ポッドキャスト台本、プレゼン原稿まで作ってくれるツールをリリースした。使ってもらえるかはわからない。
プレゼン資料を作り終えるたびに、同じ悩みが出てくる。

🔬 なぜ作ったのか
PPTを作った後、同じ内容でYouTube動画も撮りたいし、ポッドキャストもやりたいし、プレゼン原稿も欲しい。でも毎回フォーマットに合わせて書き直すのが面倒だ。PPTを一つアップすれば、AIが各フォーマットの台本を出してくれたらいいのにと思った。
Gemini APIでプロトタイプを作ってみた。PPTをパースしてスライドごとの内容を抽出し、それをもとにYouTube用・ポッドキャスト用・プレゼン用のスクリプトを生成する。
🛠️ 今できること
品質は正直ムラがある。テキスト中心のスライドなら問題ないけど、画像やダイアグラムが多いと文脈を見失うことがある。
🎯 これから
AIスクリプト生成ツールはすでに多い市場なので、差別化は簡単じゃない。とりあえず出して、使ってくれる人がいるか見守るつもりだ。Park Labsの9番目の実験。
小さな失敗を公開する理由
ContentQuestは、作った瞬間から大成功が見えていたわけではない。むしろ市場には似たようなAI生成ツールが多く、差別化できるか分からない状態で出した。普通なら、こういう不確実さは隠したくなる。でもPark Labsでは、うまくいく前の曖昧さも残しておきたい。
小さな失敗や迷いを公開する理由は、後から見たときに意思決定の流れが分かるからだ。何を仮説にして、何を試し、何が弱かったのか。成功だけを並べるときれいに見えるけど、実際の開発はほとんどが不確実な判断の連続だ。
失敗ログと低品質コンテンツの違い
ただし、失敗を書けば何でも価値になるわけではない。「作ったけど伸びなかった」だけでは、読者が持ち帰れるものがない。低品質なログと有用な失敗記録の違いは、背景と学びがあるかどうかだと思う。
ContentQuestの場合、PPTを複数フォーマットに変換するという発想には自分の実体験がある。資料を作った後に動画台本やポッドキャスト原稿を作り直すのが面倒だった。だから仮説はある。でも、すでに競合が多い領域でもある。この両方を書くことで、単なるリリース報告ではなく判断の記録になる。
読者が持ち帰れる形にする
読者にとって役立つ形にするなら、「AIツールを作りました」だけでは足りない。どんな入力ならうまくいくのか。どんな資料だと文脈を見失うのか。競合が多い市場で何を検証すべきなのか。そういう具体的な観察が必要になる。
今の段階では、テキスト中心のスライドには比較的向いているが、図や画像が多い資料では精度が落ちる。この制約を正直に書くことも大事だ。完璧なプロダクトのふりをするより、何ができて何がまだ弱いかを明確にする方が信頼につながる。
今後のラボノートの型
今後のリリースノートは、単に「公開しました」で終わらせないようにしたい。最低でも、作った背景、解決したい不便、実装した範囲、分かった制約、次に見る指標を書く。そうすれば、短いマイルストーンでも読み物として成立する。
これはAdSense対策だけではなく、自分のためでもある。数ヶ月後に振り返ったとき、なぜその実験を始めたのか、どこで迷ったのかが分からないと、次の判断に使えない。記録は未来の自分へのデバッグログでもある。
次の一歩
ContentQuestで次に見るべきことは、実際に誰がどんな資料をアップロードするかだ。プレゼン資料、営業資料、学習資料、社内説明資料。用途によって求められる台本の質は違う。まずは使われる場面を絞りたい。
そのうえで、生成品質を上げるだけでなく、出力後の編集しやすさも見たい。AIが最初の原稿を作り、人間が整える。その流れが自然なら、ContentQuestにはまだ検証する価値がある。今は成功を断言する段階ではないけれど、仮説を次の実験に進めるだけの材料はある。